企業価値評価・値決めの方法

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3億円の土地を買うと株価が2億円下がる?M&Aで不動産や機械が「ゼロ評価」される理由と対策

この記事は、当社のYouTubeチャンネル「M&A顧問のSTRコンサルティング」で公開した動画の内容を、読みやすく整理してご紹介するものです。記事の途中に、動画の該当場面へのリンクを入れていますので、あわせてご覧ください。 「店舗や工場の土地・建物、工場の機械などは、どんなに価値があっても、M&Aの企業価値評価には織り込まれず、実質ゼロ評価になってしまいます」 M&Aの情報を集めていると、このような…

EV/EBITDA法のM&A値決めや倍率目安、計算を会計士が解説

M&A価格を決めるときに、「どのように値決めをすれば高値づかみせずに買えるか?」は、買い手企業にとってとても悩ましい問題です。どんなに有望な事業を買収しても、投資回収できない額で買ってしまうと大損することになります。 多くの買い手企業が、高値づかみを避けるために、独自の社内ルールを設定しています。中でもよくある社内ルールが、 株式の値段として、純資産+想定営業利益の〇年分までとする(年買法) 事業…

株式譲渡の金額はどう決める?パターン別の価格一覧と税務リスク

株式会社の事業承継において、「株式をいくらで後継者に譲渡すればよいか?」は結構複雑な問題です。 公認会計士や税理士であっても、慣れていなかったり、相続税のことしか知らない人だと、よくわからないことを言い出すことがあります。たとえば、 非上場株式の価格は国税庁の評価ルールで「時価(適正価格)」が決まっており、それより高い金額・安い金額で譲渡すると税務調査で贈与に認定されることがありますよ という話を、…

【完全版】DCF法の計算手順や欠点を基礎からわかりやすく図解

企業や株式の「適正な経済価値」を測ることを企業価値評価(バリュエーション)と言いますが、この企業価値評価の計算方法の1つにDCF法があります。 DCF法は、学術的なファイナンス理論に裏打ちされ、理論上もっとも合理的な企業価値評価方法と言われています。そのため、バリュエーションの中心的な技法として扱われています。 その一方で、実際の現場レベルでは、驚くほど信用されていない方法でもあります。これはDCF法が学術…

M&Aでの「適正価格」は情弱誘導の虚構ってことがスッキリわかる話

近年盛り上がりを見せる事業承継目的のM&Aですが、その特徴は「ほとんどの売り手がM&A初体験であり、一度会社を売ったら二度と体験することはない」ということです。つまり、何度もM&Aを経験している買い手や業者からすれば、売り手は圧倒的に情報弱者です。 これはどんなビジネスでも同様ですが、情報弱者は損をしたことに気付かないまま大損をさせられるものです。特にM&Aは財務や法務など専門的分野が絡み合…

「企業価値評価」と「自社株評価」の違いとM&Aで役に立たない理由

M&Aの世界は同義語が多い一方で、似たような言葉でも全然違う意味だったりすることもあり、初心者の方は大変戸惑うことが少なくありません。特にM&Aの検討段階では、身近にプロがいるわけでもないため、心細く感じる方も多いでしょう。 最近ご相談者様から、「『企業価値評価』と『自社株評価』の違いについて教えて欲しい」というご質問をいただきました。ある程度経験を積めば自然とわかってくる違いですが、初めてだ…

セラーズバリューとバイヤーズバリュー/価格が決まる唯一の仕組み

M&A価格はどのように決まるのでしょうか? もしあなたが、「M&A価格はDCF法とかマーケットアプローチとかいう高度な財務理論で決まるものだ」と思い込んでいるならば、今すぐその固定観念は捨ててください。M&Aはそのような机上の空論ではなく、現実世界を生き抜く経営者たちの本当の論理とノウハウで動いています。 では、M&A価格はどのように決まるのか?それを理解するためには、セラーズバリュー(売主価値…

適正じゃないけど実際使える年買法(年倍法)の計算ロジックと運用法

M&Aの書籍やWeb記事を読んでいると、「M&A価格は純資産プラス営業利益3~5年分が目安」という実務慣行が紹介されていることがあります。 このような価格の決め方を俗に「年買法」または「年倍法」と呼びますが、実際にこのような計算を社内ルールとして定め、入札額の目安にしている会社は今も多いです。後述のように非常に使いやすいため、多くの買い手企業が経営意思決定に活かしているのです。 ただし、これを無批…

デューデリジェンスと企業価値評価(バリュエーション)の違い

経営者や財務担当の方とお話していると、「デューデリジェンス」と「企業価値評価(バリュエーション)」の意味を混同されていることがあります。 これらはセットで実施されることも多く、特にデューデリジェンスは見慣れない単語であるということもあって、株式などの価値評価=デューデリジェンスと捉えている方が多いようです。 しかし、デューデリジェンスと企業価値評価(バリュエーション)は、まったくの別物です。混同…

【図解】企業価値、事業価値、株式価値の違いと関係を解りやすく解説

M&Aの話で「企業価値が~~」とか「株式価値が~~」という言葉が出てきて、 え?企業価値と株式価値って同じものじゃないの・・・? と戸惑われている方も多いのではないでしょうか。 M&Aで「価値」や「価格」の話をするときは、必ず「それが何の価値(価格)を指しているのか」を確認する必要があります。なぜなら、会社は様々な価値要素の組合せでできているものだからです。 そう書くと、何だか難しい財務の世界…

M&Aで最重要なEBITDAは何の利益?会計士が計算式から解説

経済のニュースや会話の中で、よく「EBITDA」という利益概念が出てきます。 EBITDAはM&Aや投資の世界では、営業利益以上に重要な指標なのですが、読み方も結構バラバラで、 イービットディーエー イービッダー イービットダー エビーダ などと人によって様々に読まれる、不思議な利益概念です。 このEBITDAは、営業利益のような公式の用語ではありません。計算式もケースバイケースです。しかし、「事業の本質…

M&Aの価格交渉で知らなきゃ大損する繰延税金資産の基礎知識

M&Aアドバイザーや買い手のM&A担当者、そして売り手オーナーにとって、財務や税務の知識は必要不可欠なものです。売り手であれ買い手であれ、財務リテラシーの低いM&Aアドバイザーは使うべきではないと断言できます。 価格交渉の場では、たとえば「引当金」や「簿外債務」の存在に気付くか気付かないかで、双方にとっての「あるべき価格」が大幅に狂います。その最たる例が「繰延税金資産/繰延税金負債」であり、こ…