調剤薬局

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貴社の本当の価値を証明するために、どのような議論を重ね、どのように強みを掘り出していくのか。
STRメンバーが経営者の皆様と重ねた試行錯誤の過程をIM編集後記としてご紹介します。

あくまで一例です。

処方箋枚数 × 医療モール × 設備投資 強い薬局の強みが最大限買い手に評価された事例

今回ご支援させていただいたのは、調剤薬局を複数営む会社様でした。
複数店舗を営んでいましたが、そのうち1店舗は好調の医療モールに入っており、月間処方箋枚数は5,000枚とかなりの集客力を持つ優良薬局でした。

外から眺めても格別な価値を感じる薬局でしたが、初期的なヒアリングを行うと、足元の最新鋭の調剤機器や効率化システムへの積極投資、大規模なリニューアル、若手薬剤師の人材確保、近隣医療機関の増加など、外観からは読み取れない無形の価値にあふれていると感じられました。

このような事業は何もしなくてもそこそこの高値では売れますが、それは本当の価値ではありません。買い手に対して、目に見えるわかりやすい強みだけでなく、裏側にある様々な強み・経営資源・将来性を理解していただかなければ、「本当はもっと高く売れたはずなのに」という後悔が残ります。そうならないよう、この会社の魅力を余すところなく買い手に伝える資料づくりが我々の使命であると感じました。

折り悪く調剤報酬の改定で医療モール併設薬局の収益性が引き下げられることが予測されており、売主のお客様からは「一度買い手探しに動いてみて、よい入札が入らなかったら今回は諦め、3~4年後に再チャレンジする」とのご意向をいただいていました。そこで「現在の真の市場価値を明確にする」という目的で、スタート戦略講座にお申込みいただきました。

「顧客数」だけでは測れない価値を紡ぎ出した事例

今回ご支援したのは、寒冷地エリアで灯油やLPガスなどの燃料の配送販売を行う会社様でした。
冬の寒さが厳しい地域では、暖房や給湯に必要な燃料は、まさに日々の暮らしを支える生活必需品です。

その地域では各家庭の軒先に燃料タンクを設置し、配送業者がそこに燃料を補充、自宅内部の暖房機器や給湯設備にパイプラインで繋いで寒さをしのぐという仕組みが当たり前でした。関東圏で育った筆者にはなかなか実感しにくかったのですが、そのような生活実態を知るほど、この事業が地域の生活を支えている重みを強く感じました。

“自動車工場のような洗浄施設”と“顧客リレーションシップ戦略”を解き明かし、買い手間の争奪戦を生んだ事例

今回ご支援したのは、ある県で介護用品のレンタル事業を営む会社様でした。
介護用品のレンタルは、ケアマネジャーに紹介された利用者様の身体の状態に合わせて適切な用品を届け、使い終わったものを回収し、洗浄して次の利用者様へ──という地道なサイクルの繰り返しです。一見すると“どこも同じ”に見えがちなこの業界で、この会社様が持つ本質的な強みをどう炙り出し、買い手候補に伝えるか。ここがIM作成における最大の課題でした。

「50年間、何も変えていない。」――それが最大の強みだった事例

九州地方にある、住まいの設備や部品・パイプ類を扱う専門商社の会社様でした。
商社でありながら本社に数万種類の在庫を持ち、地元の工事業者さんが「現場に行く前」「現場から戻った後」にふらっと立ち寄って、その場で必要なものを購買する——そんな日常の動線の中に溶け込んでいる、地域に親しまれた会社様です。

雑多な数字の海から、7店舗それぞれの「本当の実力」を救い出した事例

今回ご支援したのは、近畿地方で和食系の飲食店を7店舗展開されている会社様でした。

この会社様には、ひとつ大きな特徴がありました。店舗の業態変更が頻繁で、閉鎖する店舗と新規出店が毎年のように入れ替わっていたのです。5年前と今とでは店舗の顔ぶれがかなり違う。経営者としての機動力の証でもありますが、M&Aの場面ではこれが厄介な問題を生みます。

期ごとの損益計算書を見ても、

  • 既存店の実力なのか、すでに存在しない店舗の損益が混じってはいないか

  • 新店の立ち上がり(投資)が効いているのか

  • 閉鎖店舗の撤退コストが混ざっているのか

が渾然一体となってしまい、「今ある7店舗は、それぞれどのくらいの力があるのか」が読み取れない状態でした。

7店舗という規模ですと、1店舗の出退店が全体の数字に与える影響が大きいものです。だからこそ、全体の数字をそのまま見せるだけでは、この会社の本当の実力が正しく伝わらない──最初に向き合ったときの率直な実感でした。

抽象的な「技術・品質・開発力」の 正体を解明した事例

今回ご支援したのは、私たちが日々の生活のなかで一度は手にしたことがある“誰もが知る最終完成品”に使われる、とある精密部品を製造されている会社様でした。
完成品は有名でも、その中で使われる部品はどうしても光に当たりにくい。だからこそ、買い手候補の方々に適切に価値を理解していただくには、インフォメーションメモランダム(IM)の中で「機能」や「技術」をより具体的に言語化する必要がありました。