精密部品製造業

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貴社の本当の価値を証明するために、どのような議論を重ね、どのように強みを掘り出していくのか。
STRメンバーが経営者の皆様と重ねた試行錯誤の過程をIM編集後記としてご紹介します。

あくまで一例です。

“自動車工場のような洗浄施設”と“顧客リレーションシップ戦略”を解き明かし、買い手間の争奪戦を生んだ事例

今回ご支援したのは、ある県で介護用品のレンタル事業を営む会社様でした。
介護用品のレンタルは、ケアマネジャーに紹介された利用者様の身体の状態に合わせて適切な用品を届け、使い終わったものを回収し、洗浄して次の利用者様へ──という地道なサイクルの繰り返しです。一見すると“どこも同じ”に見えがちなこの業界で、この会社様が持つ本質的な強みをどう炙り出し、買い手候補に伝えるか。ここがIM作成における最大の課題でした。

「50年間、何も変えていない。」――それが最大の強みだった事例

九州地方にある、住まいの設備や部品・パイプ類を扱う専門商社の会社様でした。
商社でありながら本社に数万種類の在庫を持ち、地元の工事業者さんが「現場に行く前」「現場から戻った後」にふらっと立ち寄って、その場で必要なものを購買する——そんな日常の動線の中に溶け込んでいる、地域に親しまれた会社様です。

雑多な数字の海から、7店舗それぞれの「本当の実力」を救い出した事例

今回ご支援したのは、近畿地方で和食系の飲食店を7店舗展開されている会社様でした。

この会社様には、ひとつ大きな特徴がありました。店舗の業態変更が頻繁で、閉鎖する店舗と新規出店が毎年のように入れ替わっていたのです。5年前と今とでは店舗の顔ぶれがかなり違う。経営者としての機動力の証でもありますが、M&Aの場面ではこれが厄介な問題を生みます。

期ごとの損益計算書を見ても、

  • 既存店の実力なのか、すでに存在しない店舗の損益が混じってはいないか

  • 新店の立ち上がり(投資)が効いているのか

  • 閉鎖店舗の撤退コストが混ざっているのか

が渾然一体となってしまい、「今ある7店舗は、それぞれどのくらいの力があるのか」が読み取れない状態でした。

7店舗という規模ですと、1店舗の出退店が全体の数字に与える影響が大きいものです。だからこそ、全体の数字をそのまま見せるだけでは、この会社の本当の実力が正しく伝わらない──最初に向き合ったときの率直な実感でした。

抽象的な「技術・品質・開発力」の 正体を解明した事例

今回ご支援したのは、私たちが日々の生活のなかで一度は手にしたことがある“誰もが知る最終完成品”に使われる、とある精密部品を製造されている会社様でした。
完成品は有名でも、その中で使われる部品はどうしても光に当たりにくい。だからこそ、買い手候補の方々に適切に価値を理解していただくには、インフォメーションメモランダム(IM)の中で「機能」や「技術」をより具体的に言語化する必要がありました。