M&A価格と税金に関する質問
-
税理士から「退職金は1度だけの創業者利益実現の機会で税率も低いので、たくさんもらったほうがよい」と言われたが、そうでもないのか?
M&Aをあまり経験していない税理士さんの感覚ですと、「退職金をたくさんもらわないなんてもったいない!」と感じることがあります。そのためこのようなアドバイスになるのですが、本当でしょうか?
-
退職金とM&A価格はトレードオフなので、意味はありません
中小企業オーナーが創業者利益を享受する方法は、主に次の2つです。
- 退職金をもらう
- 株式を売って対価をもらう
両者は相互にトレードオフの関係にあります。つまり、退職金を多くもらうほど会社にとっては現金流出が増えるため、会社の財産価値が減り、それに伴いM&Aでもらえる対価も下がるという関係です。
退職金を出すことによる節税効果を度外視すれば、意味はありません。ただし、節税効果をうまく価格に転嫁できれば、退職金をたくさん出したほうが良いという結論にはなるでしょう。