M&A価格と税金に関する質問
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「DCF法」なら適正な株式価値が算定できると聞いたが?
「DCF法」とは「キャッシュフロー割引法」と呼ばれる資産価値算定の手法で、もっとも理論的な株式価値を算定できると言われています。これを使えばM&A価格の目安が見積れるのではないか?と訊かれることも少なくありません。
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M&A価格は「理論的な価値」では決まりません
DCF法は間違いなく「株式の理論的な価値」を算定する優れた方法ですが、その理論的な価値は、M&A価格とはあまり関係のないものです。
「出張なんでも鑑定団」を見ていると、数千万円の価値のある美術品が出てきますが、あなたはそれをその鑑定額で買うでしょうか? 一方で、数百円の価値しかない偽物の絵画も出てきますが、その絵が本当に気に入った人さえ見つかれば鑑定額の100倍でだって売れるはずです。
DCF法で計算された価値はあくまで鑑定額であって、実際のM&A成立額はまったく別の論理で成り立っているのです。詳しくは「セラーズバリューとバイヤーズバリュー/価格が決まる唯一の仕組み」にて解説していますので、ぜひご覧ください。