買い手探しと選択に関する質問
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入札前に出したくない情報開示を求められたが、どうすべきか?
M&Aでは買収に前向きな買い手候補ほど、入札前に様々な情報が欲しいと考えています。そのため、顧客情報や社員の年収など、質疑応答でインフォメーションメモランダム以上の情報を尋ねられることは少なくありません。その際に気を付けなければならないのは、「情報の出しすぎ」です。
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断って構いませんが、その理由は明確にしましょう
秘密情報は秘密にされてこそ価値があるため、入札するかどうかすらわからない買い手候補に開示するわけにはいきません。重大な情報が流出すると信用を失ったり、会社の価値そのものが下がることもありますので、慎重に対応しましょう。
情報開示を断ることは問題ないのですが、なぜ開示できないのか、いつなら開示できるのかは明確にしたいところです。「営業上の重要機密」「取引先との約束」「プライバシーの問題」などの理由で、「デューデリジェンス時に開示します」なら、それ以上の追求はありません。
ただし、そういう秘密情報こそM&A価格を引き上げるポイントでもありますので、できればジャンル別集計値やランキングなど、少しぼかした情報開示をしたいところではあります。
情報開示のコツについて、「最高の後継者が争奪戦を起こしてくれるM&Aの【情報開示の5原則】」もご参考にしてみてください。