M&A価格と税金に関する質問
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M&Aの税金で間違えやすいポイントは?
ほとんどの税理士さんにとってM&Aは未体験の領域で、相談していても何だか頼りないと感じる売り手オーナーさんは少なくありません。実はM&A経験の浅い税理士さんが非常によく間違えるポイントがあり、誤って申告してしまうと取り返しがつかない大損を招きます。
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株式原価の5%選択は絶対に抑えましょう
所得税が発生するスキーム(単純な株式売買、ヨコの会社分割)では、譲渡した株式の原価(取得費)として、「実際の原価(簿価)」と「譲渡収入の5%」のうち有利な方を選択できます。
この有利選択を見落として、「実際の原価が明確な場合は実際の原価で申告しなければならない」と思い込んでいる税理士さんが異様に多いです。M&Aでは5%を選ばなければ大損するケースが大半なので、本当に注意してください(一度申告期限を迎えると還付請求できません)。
その他、会社分割では申告すれば不動産取得税が非課税になるケースがあることや、事業譲渡ではなく会社分割を選択すれば消費税が発生しないことなど、M&A・組織再編関連では多くの税理士さんが見落としている重大論点が結構あります。いつもの顧問税理士ではなく(またはそのセカンドオピニオンとして)、ぜひその分野のプロを起用なさってください。失敗すると本当に取り返しがつきません。